新築の家造り

2012年7月23日

廊下を土間にして

カテゴリー: 家造り, 新築 — タグ: , , — admin @ 9:08 PM

 私の友人の住まいは、玄関から入ると、廊下でなく、縦に長い土間を設けています。その土間の北に、40㎝ほど上げたリビングがあります。

土間には履き出し窓がついていて、全開口できるサッシが採用されています。そこから外に出ると、半円のテラスが3段になって、広がっています。

とにかく、御主人は、外に開かれたリビングが欲しかったのだそうです。リビングのソファーに座れば、その気持ちがよくわかります。友人がこの団地を選んだのは、実際に見学に行った時の印象でした。小高い山を平らに削り、造成されたので、まるで、団地自体が巨大な山城のようだったそうです。

説明を聞くと、実際に戦国時代に山城が築かれていた要害の地だったそうです。団地の一番高いところの土地を購入して、そこに立つと、市内や海を一望できます。その絶大な開放感を活かして、より広いリビングを演出したいと思ったそうです。

そこで、廊下をなくして、リビングを一番高い位置にして、土間からテラスへと少しずつ低くすることで、視覚的に広がっていく感じにしました。

土間には、セラミックタイルを張りました。織物の編み込みをモチーフにしたものなので、あまり冷たい印象もなく、タイルとは思えないくらいです。

テラスは、乱形石を張った重厚なものを採用しました。最初は、ウッドデッキをと思いましたが、メンテナンスが簡単であることと、直線でなく、曲線の仕上がりも自由自在なので。

土間には、愛犬の寝床も作り、昼間はそこを走り回っています。春には、向こうの山の桜色のリングが上がっていくのを楽しみ、夏には花火大会の特等席になります。秋には、紅葉を愛で、冬になると、星空を眺めます。この土地の開放感が充分に生かされた設計になりました。

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